風呂飛行

身近なできごと

小説

無題

昨日あったことが前にもあったような気がする。前っていつだけ。まだ見ぬ懐かしい気持ちを探しているわたしたちは未開拓の気持ちを探して文字の間をさまよっている。文章が書けないけど絵なら描けるかもしれない。ずっと家にいたらだめになっちゃう。だめに…

仮面の男

「どうして寂しいときに寂しいと言ってはいけないの?」 彼女が頭をこちらに向けるから、僕は彼女の頭をなでた。 彼女は今寂しいきもちなのだろう。 僕は、暗い気持ちでいっぱいだ。 『みんな不幸になればいい』 『誰でもいい、僕以外の人が不幸になればいい…

小説書いたので見てね

カクヨムに小説載せました。 見てね。 第1話・愛について考えるには私たちは無力すぎる - 大丈夫なふりをした(あさの) - カクヨム (kakuyomu.jp) 小説はいいなあ。

死神と少女(2)人魚姫

死神に会ってから2日、私は学校も休み、ベッドで眠り続けていた。 眠り続けるといってもずっと眠ることは不可能で、起きたままぼーっと横になっていたり、トイレにも行ったし、食事も少し摂った。 私はそんな中途半端な優しさいらない。 先日の自分の心の声…

死神と少女

少女はうつむいていた。 歩き出そうと前を向き、目にした廃墟がぼやけて霞んだ。泣いたのだ。 こんな死に損ないがどこにいる。 少女は廃墟の吹き抜けから見投げしたが、地階にあった袋やマットのお陰で助かったのだ。 私は死ななければ行けない。呼ばれてい…